オフィスの必需品から現場の備品まで、法人や個人事業主の強力な味方「ASKUL(アスクル)」。その毎月の経費、ただ支払っているだけで終わらせていませんか?
ポイ活に励むあなたなら、もちろんポイントサイトを経由して、少しでも経費を削減しようと考えているはずです。その視点は正しい。しかし、アスクルでの買い物は、ポイントサイト、公式のポイントプログラム、そして決済方法を組み合わせることで、ポイントの「三重取り」を実現し、単なる経費を「利益を生む資産」へと錬金することが可能なのです。
この記事では、あなたのアスクルでの買い物を、日本一お得にするための、最強の攻略法を伝授します。
【第一階層】基本の砦!アスクルで経由すべきポイントサイト
まず、全ての基本となるのがポイントサイトの経由です。法人向けサービスであるアスクルは、個人の買い物向けサイトほど多くのポイントサイトでは扱われていませんが、確実にポイントを獲得できるルートは存在します。
▼主要ポイントサイト 報酬比較(2025年7月20日時点)
ポイントサイト | 還元率(目安) |
---|---|
バリューポイントクラブ | 0.6% |
(参考)LOHACO | 最大1.0%前後 |
(※還元率は常に変動します。購入前に必ずご自身でご確認ください。)
現状、法人向けのアスクル本店で経由できるサイトは限られていますが、0.6%でも経費として考えれば大きな差になります。
【要注意】LOHACO(ロハコ)との違い
よく「LOHACO by ASKUL」と混同されがちですが、LOHACOはアスクルが運営する「個人向け」の通販サイトです。こちらは多くのポイントサイトで1.0%前後の還元が期待できますが、法人向けの「アスクル」とはサービスが異なります。あなたの事業形態に合わせて、どちらを利用するかを戦略的に選びましょう。
【第二階層】公式の恩恵!「アスクルスイート」を使いこなせ
次に攻略すべきは、アスクル独自のポイントプログラム「アスクルスイート」です。
- 基本還元率: 税抜100円につき1ポイント(1.0%相当)。
- 使い方: 貯まったポイントは、お菓子や家電、ギフト券など、豪華な賞品と交換可能。
- ステージ制度: 半年間の累計購入金額に応じてステージが決定。最高ランクの「プラチナステージ」(半年で50万円以上利用)になれば、ポイント倍率が1.5倍に!
【最大の罠】クレジットカード払いはポイント対象外!
アスクルスイートの規約で最も重要なのが、「クレジットカードでのお買い上げ金額は、アスクルスイートポイントの獲得および半年ごとのお買い上げ累計金額の対象外となります」という一文です。つまり、後述するカード決済のメリットを取るか、アスクルスイートのポイントを取るか、という二者択一を迫られます。
【第三階層】最強の兵器!「法人カード決済」で利益を最大化
ここからが、経営者・事業主としての腕の見せ所。アスクルでの支払いは、高還元率の「法人カード(ビジネスカード)」で行うのが、多くの場合で最適解となります。
なぜなら、アスクルスイートの賞品交換よりも、法人カードで得られる現金同様のポイントやマイルの方が、経費削減効果や汎用性が圧倒的に高いからです。
究極の「利益最大化」シミュレーション
あなたの会社が月に10万円(税抜)をアスクルで利用し、還元率1.25%の法人カードで決済したとします。
- 【ポイントサイト】 バリューポイントクラブ(0.6%)を経由:600 P
- 【アスクルスイート】 カード払いのため対象外:0 P
- 【法人カード】 1.25%還元のカードで決済:1,250 P
→ 合計:1,850円相当のポイント還元!(実質還元率1.85%)
これが年間に換算されると、22,200円相当もの経費削減に繋がります。アスクルスイートで1.5%還元を狙うよりも、ポイントサイトと法人カードを組み合わせた方が、トータルの利益は大きくなるのです。
選ぶべき最強の法人カードは?
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード: JALマイル還元率が最大1.125%と驚異的。経費決済をマイルに変え、出張費を削減できます。
- ラグジュアリーカード: 金属製のカードでステータス性も抜群。ポイント還元率も高く、経営者としてのメリット多数。
まとめ:アスクルの経費は「ポイントサイト+法人カード」で錬金せよ
アスクルでの経費削減を最大化するための戦略は、非常に明確です。
- 【基本戦略】 個人向けLOHACOではなく、法人向け「アスクル」を利用する。
- 【経由】 数少ないが、ポイントサイトを経由してベースの還元を確保する。
- 【最重要】 支払い方法は「高還元率の法人カード」一択。アスクルスイートのポイントは捨て、それ以上のカードポイントを獲得しにいく。
- 【比較検討】 ただし、自社の購入額が膨大で、アスクルスイートの賞品に魅力を感じる場合は、口座振込+アスクルスイートという選択肢も比較検討する価値はあります。
経費は、ただ支払うものではありません。正しい知識と戦略があれば、それは新たな利益を生み出す「源泉」となり得るのです。
さあ、あなたの会社の経費精算フローを、今日から見直してみませんか?まずは、あなたの会社に最適な法人カードを探し、ポイントサイトに登録するところから、その第一歩を踏み出しましょう。
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